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1938年、関法善師開教師によって開教。戦争勃発と同時に師は一時収容されたが、戦時中も仏教会自体は閉鎖されることなく、活動は控え目にならざるを得なかったが礼拝は続けた。 戦時中に於ける同会の主な活動は、来紐日系兵の慰問及び再転往者の世話であった。ホノルルから来た二世兵の中に仏教青年会のメンバーが多数あり、来紐の際は仏教会を本部にしていた。仏教会は社交ダンスなどを催し、一時は二世のためのUSOといった観があった。再転往者の仏教徒が当市に着くと先ず、仏教会で荷をほどいた。同会はこれらの人たちのために、宿舎と就職の世話をした。また、春秋2回の演芸会を開催、同会の基金を集めると同時に、戦時中の一世の人々の心に安らぎを与えることにもなった。 48年、10周年を記念して、米国初の仏教大学(American Buddhist Academy)の設立を発表、YMCAタイプの寄宿舎を持つ大学を目指した。55年9月11日、被爆した広島から贈られた親鸞聖人像の除幕式が行われた。88年6月4日と5日、創立50周年を盛大に祝った。 (紐育便覧より)
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